危機に対する備えについて

昨今、大地震や台風大雨、感染症など、企業を取り巻くリスクは増えつつあり、
企業による防災計画や事業継続計画(BCP)の策定などは周知が進んできています。
しかし、いざという備えはマニュアル作成だけでは終わりません。


危機に対する備えのステップ「4つのT」


4T


危機に対する備えとして重要視しているのは、
STEP 01 危機発生時の体制構築(Taisei)
STEP 02 手順策定(Tejun)
STEP 03 ツール準備(Tool)
STEP 04 訓練(Training)
です。

防災備蓄品の整備はツールの準備にあたります。
ツールの準備はさらに4つの視点で行います。


防災備蓄品整備の4ステップ

step3

計画

地域の条例などを参考に従業員数×3日分などの数量を設定します。
保存期間は3~7年と幅があります。
一般的なものは5年ですが、3年保存は入替サイクルが早く劣化リスクが少ない、変化に対応しやすい等のメリットがあります。
7年は総合的な費用対効果に優れます。
他にも有事の際に使用する基準などの運用方法を合わせて検討します。

導入

年末や年度末に導入する場合、需要が集中し希望時期に入手できない場合があります。
さらに、搬入車両の大きさや高さの制限による搬入条件がコストに影響するため注意が必要です。
ビル管理会社への申請、搬入要因の確保、搬入経路の養生やサイズの確認、荷崩れ対策なども忘れずに搬入準備をしてください。

管理

導入時の履歴が曖昧になり十分な引継ぎができないと、入替時の負荷が増大してしまいます。
有効期限切れ、数量確認、劣化や破損といった外観の変化など、点検が必要です。
防災訓練のタイミングを利用して、定期的な棚卸を心掛けてください。
入れ替え時の新たな計画が立てやすくなります。

入替

備蓄品の購入計画は、期限切れ商品の入れ替えまでが1つのサイクルです。
入替時は期限間近の備蓄品んお片付けや保管スペースが不足するなど新たな課題が発生しやすく注意が必要です。
期限間近の商品は「廃棄」「寄贈」「配布」が一般的ですが、重要なのは期限切れさせないことです。
有効期限が切れる1年前には導入までの新たな計画を始めることをおすすめします。

ぜひ参考になさってください。
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